ヤミ金融被害対策埼玉弁護団

高金利をなくそう!弁護士によるヤミ金融相談を行なっています。

TEL.048-836-3466

(受付時間:平日10:00-12:00. 13:00-16:00)

Q&A

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ヤミ金融問題Q&A ~被害と対応~



[相談1]インターネットで広告している業者からお金を借りてしまったのですが、ヤミ金融ではないかと心配になっています。ヤミ金融とは、どういう業者をいうのでしょうか?
[回 答]
ヤミ金融とは、①出資法違反の高い利率(年109.5%を超えるもの。貸金業者の場合は、年20%を超えるもの)で貸付を行う者です。
ヤミ金融は、犯罪です。出資法違反の高金利については、実際に利息を受け取らなくても、そのような高金利の約束をしたり、支払いを要求するだけで犯罪になり、10年以下の懲役もしくは3000万円以下の罰金などの刑罰を科されます(出資法5条)。

ヤミ金融が無登録であれば、それだけで、10年以下の懲役もしくは3000万円以下の罰金(またはその両方)を科されます(貸金業法47条2号・11条1項)。

[相談2]相手がヤミ金融でも、借りたものは返さなくてはいけないのではないでしょうか?
[回 答]
ヤミ金融は、法外な金利を定めて金銭を貸し付け、激しい取立を行うことにより、違法に暴利をむさぼる、「存在自体が違法」な存在です。その結果、ヤミ金融による貸付は、公の秩序や善良な風俗に反して違法無効であり、借りた人は、ヤミ金融に対し、返済する必要はないことになります。また、ヤミ金融は、借りた人が不法に利益を得たとも主張できないため、借りた人は、ヤミ金融に対し、一切の支払をする必要がないことになります。

このような結論は、最高裁判所の裁判例においても認められています(最高裁判所平成20年6月10日判決)。
したがって、ヤミ金融に対しては、一切支払をする必要はありません。ヤミ金融の取立に屈して、一旦支払を行ってしまうと、いつまでも取立を受け続けることになるので、くれぐれも注意が必要です。一刻も早く相談してください。

[相談3]一時的に借りてすぐ返済するつもりで、スマートフォンで「即融資」と書かかれていた金融会社に電話をかけたところ、審査のためと言われて、住所、氏名、電話番号、勤務先電話番号、預金口座などを聞かれ、とっさに答えてしまいました。
結局、お金は借りなかったのですが、その後、電話で「預金口座に1万円振込んだから3万円金利を支払え!」と繰り返し厳しい督促を受けるようになりました。怖くて1回振込んだところ、取り立ての電話が1日中かかりだしました。どうすればよいでしょうか?
[回 答]
借りる意思のない人の銀行口座を聞き出したうえで、その口座に勝手にお金を振り込んだ後に取立を行う方法を「押し貸し」といい、ヤミ金融の手口の1つです。一旦ヤミ金融から請求を受けると、ご本人で対処するのは難しいので、ヤミ金融被害対策埼玉弁護団にご相談されることをお勧めします。

[相談4]ヤミ金融被害対策埼玉弁護団では、どのような相談を受けつけているのですか?
[回 答]
ヤミ金融被害対策埼玉弁護団では、「ヤミ金融から借りた後、支払を続けているが一向に完済できない」、「親族や勤務先に取立の電話が来る」、「『払わないと、会社にいられなくしてやる』などと脅されている」、「1日に何十回もヤミ金融から電話が来る」、「ヤミ金融からの取立が怖くて眠れない」、「法外な利息や遅延損害金の支払を要求されて困っている」など、ヤミ金融で借りてしまい苦しんでいるすべての方々からの相談に対応しています。

当弁護団では、携帯電話の利用停止や銀行口座の凍結などの方法のほか、警察との定期的な協議会の開催や警察への積極的な告発などを通じて、ヤミ金融の撲滅に向けた活動を行っています。

毎日、当番の弁護士が待機して早期の対応をします。弁護士費用をすぐには用意できなくても、対応後の後払いや分割払いが可能です。

[相談5]ヤミ金融からの取立の電話が止まりません。どうすればよいでしょうか?
[回 答]
一刻も早く相談してください。
当弁護団では、ヤミ金融からの取立電話が止まない場合、警察と連携し、当該携帯電話の利用停止措置を求めるなどの対応をします。

この点、携帯電話不正利用防止法は、①携帯電話が犯罪に利用されている疑いがある場合に、警察署長から各携帯電話会社に当該電話番号の契約者の確認を求めることができ(8条、9条)、②契約者の確認を求められた携帯電話会社は、本人確認を行い、確認できない場合はサービスの利用停止の措置をとることができる(11条)と規定しています。

なお、ヤミ金融の使用する携帯電話の名義が「レンタル業者」名義である場合には、当該レンタル業者に解約要請をすることになります。

[相談6]ヤミ金融が利用している振込口座は、どうなるのでしょうか?
[回 答]
当弁護団では、警察や金融機関と連携して、ヤミ金融が利用している振込口座を凍結する手続をとっています。凍結により、ヤミ金融に振り込んだ金銭のうち一定の額を取り返すことができる場合もあります。

[相談7]ヤミ金融に多額のお金を支払ってしまったのですが、支払ってしまったお金を取り返すことはできますか?
[回 答]
ヤミ金融は、そもそも貸金業登録もしないで不特定多数の人々に「貸付」を行っていることに加え、請求する金利の額についても、年率数100%から数1000%と法外なものですから、存在自体が違法なものです。その結果、ヤミ金融から借りたお金については、法的に返済義務はありませんし、ヤミ金融へ支払ったお金についても、何ら法律上の原因なく支払われたものとして、全額返還請求ができます。

当弁護団は、発足以来、「ヤミ金融に不法な利益を保持させない」、「ヤミ金融から借りたお金は返さない」、「ヤミ金融に払ったお金は返還を求める」ことを統一方針として活動を継続しています。

[相談8]小さな会社を経営しています。ちょうど資金繰りに困っていたときに、電話で勧誘を受け、ネクストという業者から、100万円を借りることになり、その際、担保として、小切手をとられました。金利が高く、利息だけで月に10万円と言われました。ネクストからお金を借りると、同様の業者から電話やFAXで次々と勧誘され、短期間のうちに、手形・小切手を担保にした借入が合計10社にまで膨らんでしまっています。
 手形・小切手が不渡りになって銀行取引ができなくなっては困るので、高い利息を言われるままに何とか支払ってきましたが、もう限界です。どうすればよいでしょうか?
[回 答]
ヤミ金融の中には、手形・小切手を担保にとり、比較的まとまったお金を貸し、不渡りをちらつかせながら、出資法違反の高金利を払わせ続けて、暴利を得る業者がいます。無担保の小口貸付のヤミ金融に比べ、手形・小切手を担保にとられているという弱みもあることから、被害額が大きくなりがちです。
 このような業者から借りてしまった場合には、ぎりぎりまで払い続けて手遅れになる前に、一刻も早く弁護団に相談してください。

不渡りを回避し、ヤミ金融から数百万円から1000万円以上の返金を受けた事例や、警察の摘発に結び付いた事例などがあります。
なお、一例ですが、ヤミ金融業者と被害者が最寄りの駅前で直接に待ち合わせて支払と小切手の振出手続をしていた事案で,待ち合わせの日時と場所に警察官に待機してもらうことになり、待ち合わせ現場において、警察官がその男を職務質問し、警察署まで同行した後、小切手を返還させたケースもあります。